イボの治療
イボは主にウイルス感染が原因で発症します。皮膚の免疫が落ちている方がなりやすく、アトピー性皮膚炎、多汗症、その他に湿疹のある方は注意が必要です。
イボを伴う疾患
以下が、イボができる皮膚疾患の一例です。
〇手足のイボ(尋常性疣贅)
足の裏のものは”たこ”や”うおのめ”と間違える方も多いのですが、パピローマウイルスによる感染症ですので、放っておくと拡がります。
凍結療法(液体窒素でイボの下に水ぶくれを作る方法)を中心に内服・外用剤も併用して治療します。
〇老人性イボ(老人性疣贅)
加齢に伴って発症する良性の腫瘍で、高齢者に多く見られます。色は、薄茶色から黒色まで様々で、顔や体、手など、手のひらや足の裏以外の全身のどこにでもできます。
液体窒素による凍結療法(保険)やCO2レーザー(保険外)、プラズマペン(保険外)にて治療することができます。
〇みずいぼ(伝染性軟属腫)
軟属腫ウイルスによるウイルス感染症で、お子様に多くみられます。小さな結節をつくり、典型的なものは中央におへその様なくぼみが出来ます。
スキンケアで様子を見ることもできますが、治療の希望があれば専用のピンセットで一つずつ摘除します(痛みを伴うため、ご希望があれば事前に局所麻酔のテープを貼ります)。
▷自費治療ですが、水いぼ外用治療薬も取り扱っております。お気軽に皮膚科スタッフにお尋ねください。
m-BFクリーム ¥2,200(税込)
〇アクロコルドン・スキンタッグ(首のイボ)
首や腋かに中高年期にできるイボは、主に線維腫と言われる皮膚の良性腫瘍です。放っておいても悪性変化はみられませんが、見た目や触った感触が気になる場合は治療の対象となります。
小さなハサミによる切除や液体窒素による凍結療法(保険)、CO2レーザーやプラズマペン(保険外)で治療ができます。